第11回「東京農大物産展」を開催しました
広島県の三原駅前において,11月第2土日曜日に開かれる“浮城まつり”には,三原地域や島しよ部の母校東京農大の校友達が,土にまみれ一生懸命に生産した柑橘類をはじめとする農産物や県内・全国各地で醸造された日本酒や醤油,味噌等を展示・即売する「東京農大物産展」が盛大に開かれ,11回を数える催しとして,定着してきました。
11年の長さにわたり,続けてこられたのも校友の皆さんのご協力のおかげであると感謝します。
毎年,多<の市民の皆さんや当地を訪れた旅行者の皆さんに大変喜ばれてあります。
ここ三原は,瀬戸内海に面し,広島県のぽば中央に位置し,古くから海陸の交通の拠点として,栄えてきました。
室町時代末期(1567年),戦国武将小早川隆景が三原湾に築いた三原城を中心に城下町として発展してきました。
現在は,お城はありませんが城跡とお堀が残され,数年前には,お堀の水を抜き浚渫工事が行われ,お堀には鯉が放され,当時の面影を伺うことができます。
この城跡を中心に三原駅周辺は,年間を通して「春夏秋冬四代まつり」が開催されてあります。
年のはじめの2月には,日本一の大だるまをシンボルとした「神明市」,8月には,三原駅前を踊りながら練り歩く「やつさ祭り」が町を盛りあげます。この2つの祭りは,450年以上前,小早川隆景が築城した際,その完成を祝って始められたようです。
最近では,5月の「さつき祭り」,11月の「浮城まつり」が開催され,三原四代まつりとして,位置付けされたようです。
11月の「浮城まつり」は,小早川隆景が三原湎に築城した際,海の放射冷却現象によって,一面に朝モヤがたち込め,街を白いベールで覆い,三原城が浮いたように見えたことから名付けられたようです。
これから先も,校友の皆さんのご協力により,物産のピーアールはもとより,伝統ある東京農業大学の名声を広く知っていただける「浮城まつり」を盛りあげていきましょう。