第16回東京農大経営者会議異業種交流会 を開催しました

 平成30年度(第16回)東京農大経営者会議異業種交流会が平成30年7月24~26日、長野県内で開かれ、東京農大経営者会議(新田恭一郎会長)の会員の他、大学からも金子忠一副学長らに出席いただき、総勢35人が参加しました。
 
 経営者会議の福原俊英副会長が経営されている農業法人アグリコや同じく大泉高明副会長が経営されている株式会社大和生物研究所の視察や、懇親会などを行い会員同士の交流を深めることができ、有意義な異業種交流会となりました。
 24日はアグリコ(福原代表理事会長、駒ケ根市内)を訪問し、「カットぶなしめじ」の生産工程を視察しました。コンピューター制御による無人培養・生育システムの説明や、福原会長が語るこれまでの歴史と経営の考え方に、参加者は熱心に聞き入っていました。

コンピューター制御による生産工程を見学し、アグリコの福原会長㊨から経営方針などを聞く参加者

アグリコ前庭にて

 
 25日は大和生物研究所(大泉代表取締役社長)の蓼科工場(茅野市内)で、同社の歴史や事業内容などを学び、クマ笹を原料にした医薬品「ササヘルス」の製造工程を視察しました。その後、工場敷地内にある、国内外の笹類120種以上を集めた一般財団法人蓼科笹類植物園・笹離宮(大泉理事長)を見学しました。

大泉社長から大和生物研究所の企業理念などを学んだ後、工場内を回り生産工程を見学した。

蓼科高原に広がる、クマザサの仲間を集めた笹離宮にて

 
 同日夕方には講演会も行われました。校友会長野県支部の伊澤宏爾支部長は「田中芳男と東京農業大学~東京農大を救った人~」と題して、東京農業大学の前身、大日本農会付属私立東京高等農学校の初代校長(明治35~40年)田中芳男氏について講演しました。また、経営者会議の田辺正宜相談役(ファームたなべ代表、熊本県八代市)から、自身が開発し特許権が認可された、生物育成の原理を学ぶ教育用「植育食キット」の紹介がありました。

「田中芳男と東京農業大学」について講演した
校友会長野県支部の伊澤支部長
教育用「植育食キット」の紹介をする
田辺相談役

 
 26日は塩尻市内の五一ワイン製造元(株式会社林農園)を見学、林修一・副社長(東京農大校友)らからブドウの品種や製造工程について学び、上諏訪市内の真澄蔵元(宮坂醸造株式会社)では、蔵を回りながら、那須賢二・生産本部長(総杜氏、東京農大校友)から製造工程を説明していただきました。

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